猫ときどきシーサー

ついに生まれるか？！

その３からの出産シーンのつづき。

びびちゃんから出ている１ｃｍくらいの子猫のしっぽを引っ張る。
だけど、これが、すべるし、短いしでなかなか引っ張れない。
びびちゃんは、痛さで噛みつくし。
おかげで、びびちゃん押さえ担当の子は負傷してしまった。

びびちゃんをなだめながら、ここは子猫の命もあるので早く取り出すために、心を鬼にして
半ば、強引にひっぱた。


びびちゃんの「ギャー」という悲鳴とともに、ついに黒っぽい塊が、”にゅる”っと出てきた。



先生の指示通り、へその緒を切って、すぐにタオルで膜をふき取った。
かすかに子猫が「ミュ」と鳴いた。　　よかった

びびちゃんは、後から出てきた胎盤を　ガシガシ食べだした。　す、すごい。本能って
何かに取り付かれたよう食べる。　かなりの興奮状態。

子猫もいっしょに食べてしまうのではないか、というほどの勢いで、怖かったので、
一旦、子猫を離した。





ひととおり、胎盤を食べ終わった後、恐る恐る子猫をびびちゃんに返してあげた。
なんだか、まだ不安げな顔をしている。自分に何が起こったのか、わかってるのかな～？



こうして、第一子は、いわゆる逆子で、難産の末、無事生まれたのでした